わくキラについて

わくキラができるまで

Chapter 1: 初めまして!

「あなたは、障がいのある子どもを残して死ねますか?」

 初めまして。二枝順子と申します。

 私には、重度の知的障がいと右眼の視力がない24歳の息子がいます。息子は、言葉が出るのも遅く、多動もありました。わが子でありながらも愛情を注げず、自分を責める時期もありました。

 そんな息子も少しずつ成長し、中学校に進学しますが、そこは閉鎖的で理不尽なことが多くありました。
 

Chapter 2: 留学への決意

 いろいろなご縁があり、2年生の時に福祉が充実しているオーストラリアに留学すると決意し、息子が中学を卒業した年にオーストラリアに渡りました。息子が通うオーストラリアのスペシャルスクールでは日本人の先生との出会いもあり、息子のサポートとして私も学校でボランティアをさせて頂きました。

 オーストラリアでは、福祉も充実していますが、何より障がい者として接するのではなく、障がいがあっても無くても「その人にとって何がベストなのか、そのために何が必要なのか」を考えてくれる環境だということを知ります。

Chapter 3: 止める権利は誰にもない

 息子は、オーストラリアで野球とラグビーがしたいと言いました。

 日本の中学校でクラブ活動をしたいと申し出た時には、様々な理由で断られ入部できなかった苦い経験があります。そのため私は、今回も断られると思いながらも見学に行き、息子の事情を話しました。

 野球のコーチは「片目が見えてなくても、練習すればできるようになるから!」と言ってくれ、ラグビーのコーチは「タイトはラグビーが好きなんでしょ? ラグビーをしたいんでしょ? その答えがYesなら、それを止める権利は誰にもないんだよ!」と笑顔で息子を歓迎してくれました。

 私は、息子を「障がい者」としてではなく、「一人の、野球・ラグビーが好きな少年」として当たり前のように扱い、受け入れてもらえた嬉しさに涙が止まりませんでした。

Chapter 4: キラキラ笑顔発見と新たな志

 日本で体験できなかったスポーツの楽しさを知り、息子は休むことなく練習に通います。楽しく練習するからこそ上達し、英語も話せないのに友達と楽しそうにプレーする息子は、日本では見たことのないキラキラした笑顔をしていました。

 変化は表情だけではなく、身体にも現れはじめます。肥満ぎみだった体は引き締まり、発育不全での変形があった脚も矯正されて病院の先生が驚くほどでした。

 私はそんな息子を通して、障がいを持つこの子たちにこそスポーツが必要だと強く感じたのです。

 「この子はできない!」といろいろなチャレンジを制限される日本の子供たちにも、「僕はできる!」「私はできる!」という自信にあふれた笑顔になって欲しい

 子供の成長を願うお母さん・お父さんたちにも、わが子の輝く笑顔をもっと見て欲しいと強く思うようになりました。

 そして、私も当たり前のように、子供たちに必要な環境を創っている大人になりたいと強く思うようになりました。

Chapter 5: わくキラの立ち上げ

 私は、オーストラリアでの経験を活かして、日本の障がいを持つ子供たちの環境をより良いものに変化させたいという想いで活動を始めてから約6年。この「一般社団法人わくわくキラキラ発見クラブ(以下:わくキラ)」を立ち上げました。

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《わくわくしながら楽しみ、経験することが意欲になり、自信につながる。そして、自然とコミュニケーションも学び、仲間ができることでさらに成長できる。そんな笑顔だからこそキラキラ輝き、その笑顔と成長を見ることで、この子は大丈夫! と私たち、親も安心できる。》

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 私はその「環境づくり」こそが、障がいを持つ人の自立に向けての第一歩として必要だと考えております。

 『わくキラ』では、障がいを持つ子供たちが自立でき、すべての人が分け隔てなく一緒に楽しみ共存する「ユニファイド」な環境づくりを目指しています。その環境づくりのため、各種イベント活動や講演活動などの取り組みを行っております。

Chapter 6: 安心して死ねる日本へ

 私がオーストラリアで一番衝撃を受けたのは「子供を残して安心して死ねる」とオーストラリアのお母さんたちが笑顔で話した言葉でした。

 日本では、何人のお母さんがそう言えるでしょうか……

 私たちの国、日本でも「子供を残して安心して死ねる」環境をつくりませんか?

 私は、決して特別ではありません。障がい児を持つ平凡な母親です。子供たちがわくわくの経験を重ねて自立でき、親たちが安心できる環境づくりのためには、あなたの力が必要です。一人では微力な私に力を貸して下さい。

 一緒に、より良い環境をつくって行きましょう!

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